「大阪都構想」敗れ、橋本氏去る・・・
一昨日の日曜日に大阪市を廃止し、5つの特別区に分けると言う橋本市長と維新の会が推し測ってきた「大阪都構想」の賛否を問う住民投票が行われ、結果は約1%の差と言う僅差で反対派が上回り、「大阪都構想」は白紙に戻り、現状のまま大阪市が存続する事になりましたね。
その結果を受けて、以前より「多数決は究極の民主主義」と公言してきた維新の会代表の橋本徹氏が政界引退を表明、そして同じく今回の敗戦の責任を取る形で党代表の江田憲司氏も代表辞任を表明。
維新の会にとっては、結党の原点、柱だったともいえる「大阪都構想」計画に失敗し、その上、党の「顔」まで失うという大きな痛手を被る結果になりました
数年前、自民党が与党から陥落し、野党が台頭した時期には「最大の第3極」に一気に名を上げた維新の会ですが、自民党が与党に返り咲いた後、その時の勢いは影を潜め、なかなか存在感を示す事が出来ない状況が続いていた折、この結果はその”負”の状況に追い打ちをかけてしまう事になりそうです
まあ、住民投票の結果が出た後に行われた記者会見で、サバサバとした表情で敗北を認め、住民投票前から公言していた「負けたら政界引退」と言う言葉を守り、引退を宣言した橋本氏の姿は近年、汚職や横領をしても尚、言い訳を繰り返し、しがみついてでも議員の椅子を守ろうとする見苦しい姿が多い中、潔く、気持ちのいいものではありましたが
今回、恥ずかしながら、この「大阪都構想」は本来、大阪のみならず、日本全体に影響を及ぼすであろう重要なものであったにも関わらず、関東に住んでいる僕にとっては、「対岸の火事」と言うか、自らの生活に関わる事としての認識は薄く、離れた土地での出来事を高みの見物と言った感じで傍観していたと言うのが正直なところ
しかしながら、これでまた野党の中では比較的影響力を持つ政党の一つが力を失い、与党の独走状態が更に加速していきそうですね
現在、国の在り方そのものを左右しかねない重要な安保関連法案に揺れる中、これからの日本はどうなって行くのだろうか・・・?
「日本」と言う国は今、大きな過渡期の中にあるのかも知れませんね。
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