不運でもあるがトラブル相次ぐ相撲界。やはり、”意識”自体の改革が必要なのかも・・・
昨年の横綱日馬富士による貴乃花部屋の貴ノ岩への暴力事件から始まり、その後も今度は貴乃花部屋内で起こった暴力事件により、貴乃花親方が5階級も降格するなど、今年に入ってからも様々な問題で揺れに揺れていた日本の相撲界ですが、今度は先日4日に京都の舞鶴で行われた興行中に舞鶴市の市長が土俵上であいさつ中に突然、くも膜下出血で倒れ
、そこに救護活動を行う為、土俵に上がった数人の女性に対し、行事や協会の人間から「土俵から降りて下さい。」とのアナウンス
や指示がなされたとの事で、現在多くの批判を集め
、避難が殺到しているそうですね。
土俵は「女人禁制」であるという事は知られてはおりますが、さすがに常識的にこのケースでは・・・
テレビでみた映像では、市長が倒れた際、周囲にいた多くの男性たちは救命活動などは行わず、右往左往していた所に女性が現れ
、すかさず心臓マッサージを開始、その後も数人の女性が土俵に上がりましたが、その直後に数回にわたり、「土俵を降りて下さい!!」というアナウンス
それでも女性は駆け付けた警察官が心臓マッサージを代わるまで、救命活動を続け、市長はそのおかげか、現在は様態も安定し、命に別条はないとの事ですが、もし、あの時、女性が救命活動を止めていたらどうなっていたか分かりませんでしたよね
女性は看護師であったとの事でその迅速な行動に本来であれば協会は感謝して然るべきであると思いますが、しかし、そんな女性たちが土俵を降りた後に更にありえない出来事が・・・
そんな窮地を救ってくれた女性が去った後、何と協会関係者が土俵上に大量の塩を撒いていたという話にはちょっと耳を疑ってしまいましたね
協会曰く、これは何かアクシデントがあった時には今回の様に塩を撒くと言う様な風習になっているとの事ですが、もう少しタイミングを考えて行う必要はあるのではないだろうかと思いますし、女性が去った直後に撒けば、「女性が上がったから土俵が穢れた。」と言う理由で撒いていたと捉えられても仕方がないのではないかと思います
それにしてもアナウンスをしたという若い行事の方は周囲からの「女性を土俵に上げて良いのか?」との声に促され、アナウンスをしたのではとの事ですが、この人の命がかかった緊急時にそんな声をかけるのもどうかと思いますし、しかし、常識的に何を優先すべきは考えるまでもないのではないでしょうかね・・・?
相撲界とはやはり一種独特な価値観を持つ世界であるというのは理解は出来ますが、しかしながら、さすがに今回の一件において、あらためて”意識”自体の改革が必要なのではないかと思わさせられてしまいました
しきたりや伝統も確かに大切ではありますが、多くの人に受け入れられていく為には一般的な常識を踏まえている事も必要ですし、その為の教育なども施していった方が良いのではないかと思います
まあ、それにしても最近の相撲界に関しては運がないというのも確か・・・
こんな事が起きなければ、こういった問題もなかったでしょうに。
こんなにも立て続けに悪い事ばかり起こり続け、そしてその都度、相撲界独自のルールやしきたり、考え方が露呈し、それに批判を集めてしまう悪循環・・・
いつまで続くのだろうか・・・?
西大宮カイロHP http://nishi-omiya-chiro.com/
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