残念・・・比嘉は敗れ、16連続KO勝利ならず。しかし村田は無事に初防衛に成功!!
昨晩に横浜アリーナで行われたWBA世界ミドル級チャンピオンの村田諒太の初防衛戦及び具志堅さんの弟子でデビュー以来15連続KO勝利中で、そして今回の試合で16試合連続KO勝利の日本記録がかかっていた事で注目を集めていた
、WBA世界フライ級チャンピオンの比嘉大吾の3度目の防衛戦ですが、今回は一昨日14日に行われた前日計量で比嘉が900グラムオーバーでリミットをクリアできずに日本人世界王者では初となる計量失格での王座はく奪となり
、結局、55.3キロリミットでの変則タイトルマッチで行われるという異例の事態となってしまいましたが、やはりこういった状況となり、精神的に大きなダメージもあったでしょうし
、何より体調的にも恐らくまともに試合を出来る様なコンディションでもなかったのでしょう
、残念ながら、持ち前の豪打は炸裂ならず、デビュー以来の連続勝利及びKO記録は15でストップ、プロ生活初の黒星を喫してしまいましたね
しかし試合はそんな中、序盤からアグレッシブに打ち合いを展開し
、緊張感のある良い試合ではあったと思いますが
、しかしながら相手のロサレスは評判以上に強力な選手であり、比嘉の強打に対し、それを恐れず果敢に打ち合いに応じ、手数や勢いで比嘉を凌駕
、試合を終始有利に展開し、そして9R、ロサレスの攻勢に比嘉の手が出なくなったところでセコンドが試合をストップ。
TKOで初の敗北を喫してしまいましたね
いつもの試合後の明るいキャラクターはすっかりなりを潜め、がっくりうなだれる姿だはその心身ともに受けたダメージの大きさを物語っていた様な気が致しました
試合後は記者会見も行えず、そのまま病院に直行したそうですが、今回はその事の成り行き故に今後の彼の進退が心配になってしまったりも致します。
まあ、元々の所、体格的にフライ級ではかなり無理があり、その減量は過酷を極め、世界挑戦前にはパニック障害を発症したり、その後も練習中に倒れたりもしていたそうなので・・・
出来る事であれば、ここから無事に立ち直り、階級を上げて、またあの”強い比嘉大吾”の戦う姿を見せてくれる事を切に願っております。
一方、その後はメインイベントのWBA世界ミドル級チャンピオンの村田諒太の初防衛戦が同級6位で欧州王者のエマヌエーレ・ブランダムラとで行われましたが、こちらは同級初となる日本人としての初防衛を無事にKO勝利で飾ってくれましたね
テクニシャンでディフェンシブな挑戦者相手を捕まえるのに最初は苦労している様子ですが、徐々に左を中心に良いパンチが当たる様になり、徐々に主導権を掴み、終盤に入った8Rにガードの横から滑り込ませた得意の右ストレートが炸裂し、ブランダムラがダウン
そのままレフリーが試合を止め、ベルトを守ってくれましたな
しかし今回の相手のブランダムラは確かに”巧い”選手ではありましたが、”恐い”相手ではなく、リスク自体はあまりない試合では思いますが、それでも出来自体は上々であったのではないかと思いますし、これから先の目標を考えれば、これ位の相手では躓いていられませんからね
目指すはあの”ゴロフキン”と言う事でございますので、一戦ずつに確実に成長し、それから「怪物退治」に臨んでもらいたいものですね
西大宮カイロHP http://nishi-omiya-chiro.com/
| 固定リンク
「ボクシング、格闘技」カテゴリの記事
- 明暗が分かれてしまいましたね・・・昨日のボクシングトリプル世界タイトルマッチ(2019.12.24)
- あの名門「協栄ボクシングジム」が休会の憂き目に・・・(2019.12.08)
- 本当、こいつは懲りない奴だね~・・・ネリがまたしても体重超過で試合がキャンセルに。(2019.11.23)
- これぞ、まさに頂上決戦!!井上尚弥がレジェンドを破り、WBSS制覇!!!(2019.11.08)
- かつての名王者が千葉でボランティア。(2019.10.04)
コメント