今年のノーベル文学賞受賞者は「ボブ・ディラン」!?
先日は国内では大隈良典さんがノーベル医学生理学賞を受賞し、日本中が沸いた今年のノーベル賞ですが、文学賞においては、昨日に何とアメリカのシンガーソングライターのボブ・ディラン氏が選ばれ、大きな話題になっているようです。
ボブ・ディランと言えば、1962年にレコードデビューしてから50年以上の長きに渡り、独特の詩的でメッセージ性の高い歌詞を持つ数え切れないほどの名曲を生み出し、音楽界においてもグラミー賞やアカデミー賞を受賞、2008年には優れた音楽や文学、報道などを対象に贈られるピューリッツァー賞の特別賞も受賞している音楽界のレジェンド。
その他、ディラン氏はかつて現在よりもはるかに強かったアメリカにおける黒人に対する人種差別解消の為に公民権運動に参加したり、歌を通し、ベトナム戦争の反戦のメッセージを発信するなど平和運動などにも積極的に参加し、多くの人々の支持を集めた事などでも有名な方です(あの”We are the world"でも参加して歌われていましたよね)
今回、受賞の主な理由としては「アメリカの歌の伝統に新たな詩的表現を生み出した。」といったものだったそうですが、文学界においては、今回のディラン氏の受賞を受けて、まあ当然と言えば当然なのかも知れませんが、賛否両論の声が噴出しているそうです
そもそもノーベル文学賞とは「文学の分野において理念をもって創作し、最も傑出した作品を創作した人物」に授与されるという事だそうですが、そもそもディラン氏はミュージシャンですし、作品の歌詞が”詩的”であり、素晴らしいものであることは多くの人間が認めるところではありますが、”文学”における代表的な書籍や作品がある訳ではありませんからね~・・・
ボブ・ディランさんが歌を通じ、素晴らしい詩を生み出している事は確かですが、正直、「ノーベル文学賞」となると僕みたいな人間ですら、今回のボブ・ディラン氏の受賞は多少の違和感を禁じ得ない位ですから、文学界から異論が出るのは頷ける様な気が致します
革新的で、斬新な決定ではあるとは思いますが・・・
まあ、ノーベル賞に限らず、こういった”賞”っていうものは、選ぶ側の主観みたいなものが大きく影響するのでしょうし、基準なんていうものは非常に曖昧なのでしょうからね~・・・
”賞”を受賞したから素晴らしく、受賞出来なかったと言って、悪いものではないと思いますので、文学界は今回の判断に大きな失望などは持たず、これからも多くの良い作品が生み出されて行く事を期待したいところです
でも実のところは受賞されたボブ・ディランさん自身も驚いていたりするのかも知れないですよね
| 固定リンク
「これって、どうなの?」カテゴリの記事
- 「金さえ払えば」っていう事なのね・・・(2018.12.27)
- ソフトバンクの通信障害発生で思う・・・(2018.12.07)
- 正直、がっかり・・・三国無双8・・・(2018.11.28)
- 今日から11月。ところで昨日はハロウィンでしたが・・・(2018.11.01)
- セブンイレブンの「生ビール」って中止になっちゃったんですな・・・(2018.07.20)
コメント