側わん症について
当院を訪れる患者様の中には背骨が曲がってしまう、側わんが起こってしまっている方も多くいらっしゃいます。
側わんと言う状態は、後ろから背中を見たときに通常では真っ直ぐな背骨がゆがんだり、曲がってカーブを描いてしまっている状態のことを言います
側わんにも様々な原因や種類があり、例えば足の長さが違ってしまうために起きたり、外傷など外因によるものや、筋肉の不均衡、脳性麻痺などにより引き起こる症候性のもの、脊柱自体が悪い生活習慣などにより歪んだり、また成長期や思春期に起こる突発性などがあります。
しかし、側わん自体を大きく分けると機能的側わんと構造的側わんの2種類、簡単に言えば先天性のものと後天的なものに分かれます
一般的には後天的なものに関しては比較的、改善出来るものが多く、先天的なものに関しては困難といわれています
側わんになってしまうことで腰痛や背中の痛みを中心とした全身の身体の痛みを引き起こしたり、内臓に対しては特に心肺機能に大きな悪影響を及ぼします。(重度の側わん症の方の死因の半分以上が心肺機能の疾患が原因だそうです)
そして身体の不調や外見的変化により、精神的なストレスの原因となり、鬱などを併発している方も少なくないそうです。
こんなに恐い側わん症なのですが、状態などによっては特別な強い痛みや症状が出ないことも多く、自覚がないという方も多く存在します
気になる方は自宅でも簡単にチェックできるので試して見ると良いと思います。
代表的なチェックの仕方ですが、立った状態からひざを伸ばし、手のひらを合わして深く前屈(おじぎ)をします。
その時に左右の背中の高さ、盛り上がり方を比べます。
左右の肩甲骨の高さが7ミリ以上違う場合は側わんの疑いがあります。
比較的には男性より女性の方が側わんに悩む方が多いと言われ、特に突発性のものに関しては顕著にその差が出ています
突発性については進行が早い場合が多く、自覚症状がある時点ですぐにまずは専門医に相談することをお勧めします
治療法としては装具などにより症状や進行を抑えるのが代表的ですが、重度の方については場合により手術が必要な場合もあります。
カイロプラクティックでは後天的なものに関しては、個人差はありますが数回の施術で改善される方も多いのですが、先天的なものや後天的なものでも患って長い方については改善は困難な場合がほとんどです。
しかし、先天的な方や患って長い方についても内蔵機能の不調や身体の痛みについて和らげたり、進行を抑えたりすることは可能ですのでお悩みの方は一度、ご相談してみてはいかがでしょうか?
西大宮カイロ HP http://members3.jcom.home.ne.jp/nishi-omiya-chiro/
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