椅子の座り方と腰痛の関係
今月に入り、ぎっくり腰や腰痛で当院を訪れる患者さんの数が大変、増えています
その方々の中にはドライバーさんをはじめ、お仕事で座りっぱなしと言う人が多く含まれています。
お話をお聞きすると椅子の座り方などにも問題がある方が多くいらっしゃるようですね。
今日は椅子の座り方について少し書きたいと思います
車に乗るようなお仕事、そしてデスクワークをされている方たちは特に一日の中の長い時間を座ってすごすと言うことになるのですが、問題はその座り方や姿勢にあります。
まずドライバーさんたちの場合、シートの位置やリクライニングの角度などに気を使うことで腰痛になりにくくなったり、疲れかたが軽減されることが多くあります
ドライバーさんの中にはシートの位置がハンドルやアクセル、ブレーキなどからかなり遠めにセットされていて、おまけにリクライニングもかなり倒れた状態で車に乗られている方が多いように思います。
この様なセッティングで車に乗ると腰やおしりが前方に位置して腰椎や仙骨に対して後方に力がかかり続けるような形になり、それらが後方に変化しやすくなってなってしまいます。
また、背中も丸まるような体勢をとり続けることになり、姿勢も悪化してしまいます
この様な状態で車に長く乗り続ければ腰が痛くなったり、体が疲れてしまったりすることは当然の結果ともいえます。
シートはハンドルやアクセル、ブレーキに対してややひじやひざが曲がる位で背筋が伸びた状態、お尻はシートの深くまで座り、そしてリクライニングは倒しすぎない位置にセッティングすることをお勧めします。
ただでさえドライバーさんという職業は車の振動などが原因で胃下垂など内臓が下がって来てしまいやすいと言われていますし、座り方かたによってはそれらについても影響が出てくるかもしれません
あとはデスクワークをはじめ、パソコンを長時間使用するような方についても椅子に浅く座るように座り、背中が丸まってしまうような猫背のような姿勢で長時間いらっしゃる方が多いように思います
しかもその上、足を組んだり、斜めに机やパソコンに向かったりと言う方もいらっしゃいます。
それらの行為は骨盤や脊柱なども歪めてしまいますし、モニターを見ることに意識が強く行くため、首が前に出てしまうような状態になり、それらは首への悪影響や肩こり、更には視力低下を招く原因となってしまいます
まずは机から遠過ぎない位置で座り、椅子などの高さを変えたり、モニターの位置を調節したりして自分とモニターとのちょうど良い距離や位置を工夫しましょう。
たいていの方は机とモニターに自分の身体を合わせているのが現状のようですね。
これらのようなほんの少しの気使いや工夫で長い目で見ると姿勢は大きく変わってきますし、体調や疲れ方にも大きな変化が出てくるはずです
もう一度、自分の座り方や姿勢を確認してみましょうね。
西大宮カイロ HP http://members3.jcom.home.ne.jp/nishi-omiya-chiro/
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