自律神経失調症とは
当院に様々な症状で患者さんが訪れますが、多くの方が頭痛やめまい、血圧の不安定や体の冷えなどの自律神経のバランスが崩れてしまうことからくる症状に悩まされています(一般に言う自律神経の失調)
そこで今日は自律神経について少しお話させていただきます。
自律神経は内臓や血管、内分泌などの働きをコントロール、体内の環境を整える働きを呼吸や代謝、消化や分泌を自分の意思とは無関係に働き、我々の生命活動を維持しています。
中枢は脳の視床下部にあり、交感神経と副交感神経の二つの神経から成り立っています。
交感神経とは我々が起きている時に働き、血管を収縮させて血圧をあげたり、心拍数をあげたりと主に全身の活動力を高める役割を果たし、対して副交感感経とは我々が寝ている時に働き、全身の活動を抑制する交感神経と逆の働きをしています
全身のほとんどの器官がこれらの神経の支配を受け、二つの神経は12時間ごとに入れ替わり、バランスよく働くことで我々の体は適正に保たれています
この二つの神経がうまく入れ替わらず、適正に機能しなくなる状態を自律神経失調症というのです。
自律神経失調症になってしまう原因は様々で生活習慣の乱れなど不規則な生活(夜更かしなど)による脳の疲労や興奮や更年期などによるホルモンバランスの崩れ、がしかし主には日常生活から来るストレスが大きな原因と言われています
症状としてはめまいや立ち眩み、不眠や睡眠障害、微熱、耳鳴り、吐き気、過呼吸、血圧や脈の不安定や動悸、それに発汗が調節できなくなったり、女性の場合は生理不順など身体的な症状に加え、情緒が不安定になりイライラしたり、理由なく不安や不信感に駆られたりなどの精神的な症状も出てきます。
現存する治療法は薬物療法や生活習慣を整えたり、カウンセリングなどがありますが、神経の働きを正す事を目的としているカイロプラクティック療法によっても症状が改善に有効と言われています。
自律神経の乱れは、むち打ち症などで起こる頚椎(特に上部)変位などが原因の神経圧迫からも起こってしまいます。
そのため原因である頚椎の神経圧迫を取り除くことで症状が軽減したり、改善することが多くみられます。
当院でもそのような症状で改善、軽減がみられた患者さんが多くいらっしゃいます
自律神経失調症は意外と自覚がない方も多く、ひどくなってから病院に行ってその名前を聞くという方も多いので、もしかしたらと思ったらどうぞご相談ください!!
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